JCS2016(ジャパンチャンピオンシップス2016)でWCS2016世界大会日本代表選手が決定しました!
事前から予想されたポケモンばかりだった中、ひときわ目立った構成を使っていたのがシニア優勝者。
この方は『ワタッコ』を使用していました。
同じ草タイプだとエルフーンやフシギバナの陰に隠れて、通常のダブルバトルではなかなか表舞台に出てこないのですが大活躍です!
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グラードン
レックウザ
ニンフィア
ファイアロー
ドーブル
クレセリア
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グラードン
ゼルネアス
ワタッコ
ボーマンダ
ガルーラ
クレセリア
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グラードン
ゼルネアス
ボーマンダ
ファイアロー
ガルーラ
ドーブル
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見るとわかる通り、禁止伝説級有りのGSルールは
『ゲンシグラードン』が環境のトップに立っています。
いうなれば、最強ポケモンの冠を被っています。
この
ゲンシグラードンへの対抗策として、天候をコントロールできる
『レックウザ』、天敵である
『カイオーガ』がいます。
またXYから参入の『ゼルネアス』も最強レベルの強さを持っています。
上記の4体をベースとしてパーティの構築をしてみんな対戦に挑んでいます。
※禁止伝説は上限2体まで
そのため、2016年のWCSやJCSでは似たポケモンばかり出てくるんじゃないか?
と言われ、2014年チャンピオンのセジュン氏は今回のルールに対してツイートで不満を書いていました。
気持ちはわからないでもないです。
しかし、シニア部門チャンピオンがやってくれました!
このルールであまり見る事のない『ワタッコ』を使っての戦略、見事優勝を勝ち取りました。
ワタッコってどんなポケモン?
サポート技を主に使用していくのがメインで、BW等の5世代では各ジュエルが存在したためアタッカー型もいました。
サポートとして見ると完全に『エルフーン』に役目をとられたように見えますが、タイプや特性覚える技が微妙に違う点から差別化は十分にできていました。
しかしサポート役としての『エルフーン』が強すぎるが故にワタッコはオワタッコ等と言われ半分ネタ扱いされていました。
しかし、もうそんな事は誰にも言わせません。
完全に世界一の座を狙ってスターの道を歩んでいます。
ワタッコの能力
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草・飛行 | |||||
種族値 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 |
75 | 55 | 70 | 55 | 95 | 110 |
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ばつぐん(4倍) | こおり |
ばつぐん(2倍) | ひこう/どく/いわ/ほのお | |
いまひとつ(1/2) | かくとう/みず | |
いまひとつ(1/4) | くさ | |
無効 | じめん |
特性1 | ようりょくそ | 天気が「晴れ」状態の時に素早さが二倍になる |
特性2 | リーフガード | 天気が「晴れ」のときに状態異常にならない |
隠し特性 | すりぬけ | 相手の『リフレクター』『ひかりのかべ』『みがわり』『しんぴのまもり』の効果を受けない |
物理技 | 威力 | 命中 | タイプ | 備考 |
アクロバット | 55(110) | 100 | 飛行 | 元の攻撃力が低いため優先度は低い |
とんぼがえり | 70 | 100 | 虫 | 天候チェンジされた時に対策ポケモンに変更する手段 |
特殊技 | 威力 | 命中 | タイプ | 備考 |
ソーラービーム | 110 | 80 | 水 | 晴れ下のみ安定 |
くさむすび | ― | 100 | 水 | GSルール上、重たいポケモンが多いので有効 |
ギガドレイン | 60(90) | 100 | 水 | 体力回復手段。優先度は低い |
変化技 | 威力 | 命中 | タイプ | 備考 |
まもる | ー | ー | ノーマル | 相手の攻撃から身をまもるために |
ねむりごな | ー | 75 | 草 | 最重要技で命中すれば強い |
いかりのこな | ー | 100 | 虫 | 重要技で味方の補助に。 |
みがわり | ー | ー | ノーマル | 相手の読みに対して置く。タスキが潰れてしまう点とガルーラに注意。 |
じこあんじ | ー | ー | ノーマル | 相手の能力変化と同じになる |
いばる | ー | ー | ノーマル | 最終手段にして最強手段 |
アンコール | ー | ー | ノーマル | 上から相手を縛ることができる |
てだすけ | ー | ー | ノーマル | セットにしている グラードンの攻撃技を強化できる |
高い素早さと特性『ようりょくそ』
素早さ種族値110からの葉緑素
これがGSルールにおいてどんなに勝負を有利に進める事ができる事か。
GS主要ポケモン素早さランク
⇒110×2
葉緑素ワタッコ
⇒99×2
ジオコンゼルネアス
⇒75×1.5
スカーフドーブル
⇒120
メガボーマンダ
⇒115
メガレックウザ
⇒110
ワタッコ
⇒100
メガガルーラ
ボーマンダ
⇒99
ゼルネアス
⇒95
レックウザ
⇒90
カイオーガ
グラードン
ガルーラ
上記の通り、とにかく速いです。
葉緑素が発動していない状態であっても、メガガルーラやメガ前の
レックウザまで抜けるのは脅威です。
ワタッコの弱点は?
ずばり『ねこだまし』『ちょうはつ』『アンコール』『このゆびとまれ』になります。
ねこだまし持ちで警戒すべき相手は『ドーブル』になります。
※ガルーラに関しては上から『アンコール』で縛れるのでそこまでの脅威ではないです
優先度+3の『トリックガード』を所有している可能性があるため、アンコールどころかワタッコそのものが完封されてしまいます。
効果としては変化技をすべて無効にされてしまうという強力なものです。
相手への対策としては、手助けで味方の攻撃を補強したり、攻撃技でドーブルのきあいのタスキを潰すという選択があります。
ただしドーブルは本当に型が読めないポケモンなので運要素が絡んで絡んできます。
タイプの関係上、メジャーなタイプにも弱いです。
タスキを持たせた場合には特にガルーラに注意。
立ち回りは本当に大変なポケモンですが、
グラードンとセットで上手くつかいこなせば環境を制する事のできるポケモンになることでしょう。
まとめ
簡単にワタッコについて紹介をしてみました。
普段なかなか見慣れないポケモンですが、一部の熱狂的なファンがいるとても可愛いポケモンです。
多くのマイナーポケモンに今後もスポットライトが当たってくれればさらにうれしいですね!
今回の動画はニコニコ動画のタイムシフトにて視聴できます。
まだ見ていない人はチェックしよう!